川内原発1号機 20年の延長期間に 市民団体は延長反対を申し入れ
川内原発1号機が40年の運転期限を迎え、4日から20年の延長期間に入りました。運転の延長に反対する市民団体が県庁を訪れ、20年延長の反対を申し入れました。
川内原発1号機は1984年7月4日に運転を開始し、3日で40年の運転期限を迎えました。原子力規制委員会は2023年11月、川内原発1・2号機の20年の運転期間の延長を認可していて、4日から延長期間に入りました。
この延長に反対する市民団体は、塩田知事や九州電力の池辺社長宛てに申し入れを行いました。使用済み核燃料プールが10年以内に満杯になることや、地震による予想外の被害を訴え、延長の見直しを求めています。
(脱原発鹿児島フォーラム・下馬場学副代表)
「事故のリスクがあがることを危惧しています。県としても県民の命を守る、財産を守る立場から対応してもらいたい」
川内原発1号機は現在、定期検査中で2024年9月下旬から通常運転をする予定です。2号機は2025年11月に40年の運転期限を迎えその後、20年の延長期間に入ります。
川内原発1号機が運転開始から40年を迎えたことをうけ、九州電力の池辺社長は「今後も、安全・安定運転に取り組み、積極的な情報公開と丁寧な説明に努めてまいります」とコメントを発表しました。