元監督の復帰が起爆剤となるでしょうか。サッカーJ2鹿児島ユナイテッドFCの浅野 哲也 新監督が29日、就任会見に臨みました。浅野監督はこれまで作り上げてきた攻撃に、「私の守備をプラスすることで結果に繋げたい」と意気込みました。

　J3降格圏の18位に沈むユナイテッドがチーム再建を託したのは、かつてクラブをJFLからJ3昇格に導いた浅野 哲也 監督(57)です。

（鹿児島ユナイテッドFC　浅野 哲也監督）
「私に課せられたミッション、非常に重いものと感じている。私の哲学は、いい守備からいい攻撃。これが一番です」

　今シーズンのユナイテッドの課題が“失点の多さ”。ここまでの17試合のうち無失点に抑えたのはわずか1試合のみで、リーグで2番目に多い32失点を喫しています。その中で「守備の構築に長けた指導者」として名前が挙がったのが浅野監督でした。

（鹿児島ユナイテッドFC　赤尾 公 強化部長）
「これまで鹿児島ユナイテッドFCが作り上げたきた攻撃面に、もっとベースアップした守備力を融合させることによって、我々が目標としているJ2残留、15位以上を必ず達成できると信じている」

（鹿児島ユナイテッドFC　浅野 哲也監督）
「私自身も自分が掲げるサッカーは基盤としてあるけど、この短期間で大幅に変えるのは得策ではない。ひとつ私の守備をプラスすることで結果に繋げられれば/ぜひ皆様にも、特に今週の試合、ホームゲームに期待していただけたら！」

　降格圏脱出、上位浮上の起爆剤となるのか。浅野監督の初陣は2日、ホーム・秋田戦です。