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3歳のコアラが繁殖のためお引越し成長見守ってきたファンや名付け親が別れ惜しむ 鹿児島市・平川動物公園 

2025年3月13日 19:17
3歳のコアラが繁殖のためお引越し成長見守ってきたファンや名付け親が別れ惜しむ 鹿児島市・平川動物公園 
 春は出会いと別れの季節。コアラもお引越しです。鹿児島市の平川動物公園では繁殖のため旅立つことになったオスのコアラを多くのファンが見送りました。ずっと成長を見守ってきたという名付け親の姿もありました。

 平川動物公園で2022年に生まれたオスのコアラ、ノゾムです。13日、引越しの日を迎えました。名残惜しそうに見つめる人たちの中には県外から駆け付けた人も。

(神奈川と宮崎からの来園者)
「同居しているコアラのお兄さん的存在で優しく穏やかな性格のところがノゾムの魅力」

 成長を見守ってきたという“名付け親”は。

(名付け親 柿内加奈さん)
「休みの日にノゾムに会いに来るのが楽しみだったんですけどすぐには会えなくなると思うと寂しい。淡路島でも元気に頑張ってほしい」

 コアラの飼育頭数日本一を誇る平川動物公園では、国内の動物園と協力しコアラの繁殖を進めるため貸し借りを行っています。繁殖適齢期となる3歳を迎えたノゾムは兵庫県・淡路島の動物園に旅立つことになりました。

(コアラの飼育担当 落合晋作さん)
「改めてノゾムは非常に愛されていたんだなと思った。健康に長生きしてほしい。繁殖目的の移動になるので子どもに会いたいな」

 平川動物公園には来週、愛知県の動物園からオスのコアラがやってくる予定です。
最終更新日:2025年3月13日 19:46
鹿児島読売テレビのニュース