県警は一連の不祥事を受け8月、再発防止策を発表しています。2日行われた定例会見で県警はその進捗の管理などを行う「改革推進室」を新設したことを明らかにしました。

　2024年4月以降、元幹部や現職警察官合わせて4人が逮捕・起訴されたことを受け県警は8月、再発防止策を発表しました。再発防止策は、高い職務倫理を養うこと、個人情報保護に対する意識を高めるなど、4つの柱から構成されています。

　2日行われた定例会見で県警は再発防止策の進捗の管理などを行う、「改革推進室」を警務部監察課内に新設したことを明らかにしました。

（県警本部・西畑知明警務部長）
「トップは監察課長が改革推進室長として努めます。メンバーは監察課のメンバーに加えて各部から人を出してもらって新たな体制を構築した」

　また県警はこれまでに再発防止策を実行するため「改革推進委員会」と「改革推進研究会」を立ち上げていて進捗状況や協議された内容についても報告しました。

（県警本部・西畑知明警務部長）
「第1回改革推進委員会を開催したほか8月中に南さつま署をはじめとする9の所属において改革推進研究会を開催した。飲酒に関する非違事案防止、情報漏えい、盗撮、組織の在り方などをテーマとして開催されている」

　県警は再発防止策の進捗状況についてホームページなどに掲載し県民が確認できるようにする予定だということです。