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木原防衛相が馬毛島を視察 自衛隊基地整備の進捗状況を確認 陸自奄美駐屯地で訓示も

2024年7月18日 19:18
木原防衛相が馬毛島を視察 自衛隊基地整備の進捗状況を確認 陸自奄美駐屯地で訓示も

 自衛隊基地の整備が進む種子島沖の馬毛島では、着工から1年半が経ち多くの作業員が島に入り工事が進んでいる。木原防衛相は18日、馬毛島での整備の進捗状況や陸上自衛隊の奄美駐屯地を視察しました。

 木原防衛相は18日午後、馬毛島を訪れ、去年1月に着工した自衛隊基地の整備状況を視察しました。馬毛島では滑走路などの造成工事や港の係留施設の建設などが進められています。視察に先立ち木原防衛相はこのように述べていました。

(木原防衛相)
「外海に位置し社会インフラが全く整っていない離島での大規模工事と言ういわば特殊な条件にありながら多くのの関係者が懸命に作業に従事し施設整備が進められているその様子を自らの目でしっかり確認したい」

 アメリカ軍の陸上空母離着陸訓練、 FCLPの開始時期については「答えられる段階にない」として明らかにしませんでした。

 また木原防衛相は奄美市の陸上自衛隊奄美駐屯地も訪れました。南西諸島地域の防衛体制を強化するため5年前に開設された奄美駐屯地には約400人の隊員がいます。防衛相の訪問は3年ぶりで、木原防衛相は隊員から説明を受けながら射撃訓練場などを見て回り、陸海空約300人の隊員を前に訓示を行いました。

(木原防衛相)
「奄美大島周辺においても中国の艦艇や航空機の活発な活動が見られます。こうした状況だからこそ我が国の防衛体制を目に見える形で示し力による一方的な現状変更を許容しないという我が国のゆるぎない意志を示すことが重要」

 視察を終えた木原防衛相は「我が国の防衛の最前線である南西諸島地域の防衛体制の強化を引き続き着実に進める」と述べました。

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