秋サケの記録的な不漁続く…今シーズン初めてサケの稚魚放流、去年の4分の1にあたる約38万匹(宮城・南三陸町)

秋サケの記録的な不漁が続く宮城・南三陸町では、今シーズン初めてサケの稚魚の放流が行われました。
稚魚の放流は、南三陸町から委託を受けた「志津川淡水漁業協同組合」が毎年この時期に行っています。
6日は、地元のふ化場で育てられた体長6センチほどの稚魚 約5万2000匹がトラックで運ばれ、ふ化場から200メートル上流の水尻川に放流されました。
南三陸町では、秋サケの録的な不漁が続き、十分な採卵ができなくなっています。
去年は、平成以降最も少ない174匹の捕獲に留まり、山形県から受精卵を購入しました。
志津川淡水漁業協同組合・千葉純一事務局長
「元気に育って、4年後少しでも多く帰って来てほしいという思いがあります」
今シーズンのサケの稚魚は、去年の4分の1にあたる約38万匹が放流されるということです。
最終更新日:2025年3月7日 5:55