【離島で地震による<停電>発生した想定】二管のヘリで復旧作業の人員・機材を運ぶ訓練(宮城)
離島で地震による停電が発生した際の復旧作業のため、必要最小限の人員や機材をヘリコプターで運ぶ訓練が行われた。
30日の訓練は、第二管区海上保安本部と東北電力ネットワークにより行われた。
離島で地震による停電が発生した際に、二管本部のヘリに復旧作業を行う職員や機材を積んで運ぶという想定だ。
ヘリに積める重さやスペースは限られているため、最低限必要な人員・機材を選ぶ必要がある。
訓練では、復旧作業の職員4人に加え小型発、電機やポータブル電源それに工具などの機材を積み込んだ。
離島での復旧作業は、十分な人員や機材を運べる船舶の利用が中心だが、地震で港が使えないケースもある。
ヘリは、運べる量は少ないものの着陸できる場所があれば迅速に復旧に取り掛かかれるメリットがあるという。
東北電力ネットワーク・岩沼電力センター 照井義明配電課長
「ヘリコプターに積載できる資機材については、箱類に収納して重さも均等にしないといけないのが、今回の訓練で認識できて非常に有意義だった」
二管本部と東北電力ネットワークによる航空機を使った訓練は今回が初めてで、今後も災害に備えて訓練を重ねることにしている。