陸上自衛隊 能登の被災地入浴支援「利用者ノート」に書かれていた言葉は<仙台駐屯地>
18日午後、仙台駐屯地には多くの隊員が出迎える中石川県輪島市で活動を終えた車両が次々と到着した。
陸上自衛隊東北方面隊では入浴支援のため地震発生4日後から3か月半にわたり合わせて500人あまりを派遣していて18日は最終の第8陣41人が戻り任務終了を報告した。
東北方面隊では輪島市内の2か所にテントを使ったお風呂を設置した。
入口には”伊達の湯”と書かれた暖簾。
3か月半でのべ4万6000人の被災者が利用したという。
そして、利用者に要望などを書いてもらおうと設置したノート。
そこには書き込まれていたのは「寒い体にしみわたります」や「元気が出ます」といった感謝の言葉だった。
東北方面後方支援隊 第102補給大隊長藤江紀史 さん
「上下水道がどうしても復帰しない状況で、入浴というのが非常に被災した方々の心の安らぎになるというのを改めて感じました。一刻も早く復旧していただきたいと考えています。そのために自衛隊としても日々活動しております」
現在、輪島市での入浴支援は中部方面隊へと引き継がれていて、いまも1日300人ほどの被災者が利用しているという。