東北新幹線一時運休で最大5時間半遅れ 引っ越しや新入社員研修など…新生活にも影響
室井記者
「午前10時、JR仙台駅のみどりの 窓口です。払い戻しを求める人の列が100メートル以上続いている」
2日午前8時前から始まった東北新幹線「仙台~東京」間全線での運転見合わせ。福島と白石蔵王間で夜間工事を行う車両から16.5kmにわたり線路上に漏れ出たエンジンオイルの除去作業に時間がかかったのが原因。
新年度をきのう迎えたばかりの仙台駅。
研修中で東京へ向かう人
Q今日中に東京に行かなければならない?
「はい。絶対行かなきゃダメな感じです。最悪レンタカーで行きます」
引っ越し準備で東京へ
「引っ越しで、大学の入学式がもう少しであるので。2時くらいに荷物を受け取る予定だったんですけどちょっと間に合わないです」
運転見合わせから4時間半あまり経った午後0時半、全線で運転再開となった。
運転開始アナウンス
「やまびこ140号東京行の電車が一番最初の列車となります」
首都圏から仙台駅にたどり着いた人はー。
引っ越し準備で仙台へ
「止まっていたのは4時間以上かしら疲れました。最近ちょっと事故等が多くてもう少しどうにかしてほしい」
JR東日本によるとこれまでに東北新幹線は53本が運休となり、最大およそ5時間半の遅れが発生。ダイヤの乱れは夜まで続く見込み。
「東北新幹線」の運転見合わせや運休は、電気設備の故障、オーバーラン、架線に枝ひっかかり停電などを原因に、今年に入って相次いでいる。
JR東日本はミヤギテレビの取材に対し「各々の事象の原因究明を行うと ともに着実な対策を講じ、安全安定輸送の更なるレベルアップに努めてまいります」と答えている。