イギリス総選挙 労働党が過半数の議席確保…14年ぶり政権交代へ 保守党は歴史的な惨敗
4日に行われたイギリスの総選挙で、最大野党・労働党が歴史的な勝利をおさめ、14年ぶりに政権を奪還しました。
イギリスBBCによりますと、4日の総選挙で最大野党・労働党は、これまでに過半数を大きく上回る410議席を獲得し、14年ぶりの政権復帰を決めました。
一方の与党・保守党は、まだ結果が確定していない議席はあるものの、これまで119議席にとどまっていて、およそ200年前の結党以来、最低となる歴史的な惨敗を喫しました。保守党政権に相次いだ不祥事や、経済状況への不満などが労働党に追い風となりました。
労働党のスターマー党首は、支持者らを前に勝利宣言しました。
スターマー党首「ありがとう。皆さんはこの国を変えました」
スターマー氏はこの後、国王に任命され、スナク首相に代わる新しい首相に就任する予定です。
スターマー氏は、ウクライナへの支援は現政権同様、継続する方針を示すとともに、イギリスの「EU離脱」などで悪化した欧州各国との関係修復を進める意向も示しています。