英総選挙 最大野党・労働党、410議席獲得の見込み 14年ぶり政権交代へ
イギリスで4日、総選挙が行われ、投票が締め切られました。開票作業が続けられていますが、出口調査では最大野党・労働党が圧勝し、14年ぶりの政権交代を確実にしています。
イギリスでは650人の下院議員を選ぶ総選挙の投票が行われ、日本時間の5日午前6時に投票が締め切られました。
開票作業は現在も続いていますが、野党・労働党が順調に議席を伸ばしています。BBCの出口調査によりますと、労働党は410議席を獲得する見込みで、14年ぶりの政権交代が確実です。
一方、与党・保守党の議席予測は130前後で、主要閣僚も相次いで落選する歴史的な大敗を喫する見通しです。
選挙戦で、労働党は保守党政権の間のスキャンダルなどを批判した上で、生活に苦しむ国民向けの支援策を打ち出し、「変革を起こす」とアピールして支持を集めました。
次期首相となる労働党のスターマー党首は、SNSで「労働党を支持してくださった全ての方々に感謝します」と述べています。
スターマー氏は5日中に、首相官邸前で勝利演説する予定です。