イギリス総選挙、野党圧勝の見通し…14年ぶり政権交代か スナク首相も“当落線上の危機”
イギリスで4日、650人の下院議員を選ぶ総選挙の投票が始まりました。最大野党・労働党が圧勝する見通しで、14年ぶりの政権交代が確実視されています。
イギリスの調査会社が3日に公表した最新の予想では、労働党の得票率は39%で、650の議席のうち431議席を獲得、与党・保守党の得票率は22%で、102議席を獲得するとされています。
実現すれば、労働党はブレア元首相が1997年に圧勝した際の議席を大きく上回り、労働党史上、最多議席となります。一方の保守党は、イギリスメディアによりますと、1834年の党結成以来、最低の議席数となります。
イギリスメディアは、スナク首相自身も当落線上の危機だと報じています。現職の首相が落選すれば、イギリス史上初めてのこととなります。