<結婚式場オープン>3年前に閉館した旅館跡地 コンセプトは『和モダン』 ふんだんに木材使った建物が特徴 (仙台市青葉区)
3年前に閉館した仙台市青葉区の旅館「天龍閣」の跡地に、結婚式場が6日オープンする。
コンセプトは和モダン。木材をふんだんに使った建物が、特徴だ。
広瀬川沿いの仙台市青葉区霊屋下にあった「天龍閣」は、多くの著名人に愛された旅館だったが、コロナ禍の宿泊者数が減少で3年前に閉館した。
その跡地に、6日 結婚式場「青龍荘」がオープンする。
森尾絵美里アナウンサーリポート
「新郎と新婦が愛を誓うチャペル。木のいい香りがします。そして、目の前には季節によって表情を変える景色が広がっています」
正面が全面ガラス張りとなったチャペルからは、青葉山を望むことができ、1日2組限定の貸し切りで式を挙げることができる。
全国各地に開業予定も含め38か所の式場を展開するブライダル大手のノバレーゼが手掛けたもので、4日はウェディングドレス姿のモデルも参加して報道向け内覧会が行われた。
披露宴で提供される料理は、地元食材をふんだんに使うという。
そして提供の際には、ドライアイスを使って幻想的な演出もする。
森尾絵美里アナウンサーリポート
「いただきます。牛タンが柔らかい。景色だけでなく、食からも仙台らしさを感じることができます」
料理には、仙台名物の牛タンの他、三陸の海の幸も使われる。
結婚について調査を行ったリクルートによると、昨年度 宮城県内で披露宴にかける金額は平均でおよそ306万円。前年度に比べおよそ20%増加しているという。
青龍荘・ゼネラルマネージャー髙山宗一朗さん
「コロナ禍を経て、以前のような結婚披露宴を行う方もいれば、家族身内のみの結婚式をする方も多くいらっしゃいます。いい意味で、結婚式の幅といいますか、皆様いろんなハレの日という形ができてきたのでは」
式場の予約は、年内の土日はほぼ全て埋まっているということだが、8月からはランチの時間帯にレストラン営業も行うという。