全国的にもっちりとした食感のコメが多いなか、粘りが少なく寿司などに適しているササニシキの価値を広めようと行われている「ささ王決定戦」。今年は宮城県内を中心に83の生産農家や農業法人から応募があり、最終審査にはササニシキ5点とささ結び5点が残った。この日はお米マイスターなど6人の審査員が炊きたてと酢飯に分けて、味や香りなどを比べた結果、今年の「ささ王」には宮城蔵王町の農業生産法人エコファーム蔵王が選ばれた。

＜ささ王に選ばれた　エコファーム蔵王＞
「この賞をもらったので、来年はもっと気合を入れてお米を作りたい」

記録的な猛暑の影響で、宮城県内のササニシキは一等米比率が大幅に低下したが、主催した大崎市などでは「誕生から60年を迎えたササニシキには全国に根強いファンいる」として今後も魅力を発信していく方針。