漂着のクジラ「海中処理へ」最大1.6tの重り<宮城・石巻沖>
石巻港から沖合14kmほどの場所で発見されたクジラ。体長は10mを超え、定置網に引っかかるような形でとどまり、発見された時はすでに死んだ状態だった。
< 白壁 里沙子 キャスター>
「真っ青な海上に、白い腹を上にした状態で浮かんでいます。体内に溜まったガスの影響でしょうか、腹の部分はかなり膨れ上がっています」
このまま放置すると破裂し、クジラの油が養殖業に影響することなどから、処理方法を協議していた宮城県。その結果、発見場所から東に20キロほど進んだ金華産沖に沈めることを決めたという。
漁協や捕鯨会社の協力を得て、16日午後から捕鯨船を使ってクジラを金華山沖までけん引。現場に到着次第でガスを抜き、最大1.6tの重りをつけて海に沈める。
県によると、これまでに養殖業などへの被害の情報は入っていないという。