強風にあおられて転倒や倒木…風が強い一日の宮城、JR在来線の一部で”終日運転見合わせ”
14日の宮城県内は、風の強い一日となりました。
この風の影響で立木が倒れるなどの被害が出たほか、JRは在来線の一部区間で終日運転見合わせとなりました。
14日午後4時頃の登米市米山です。
強風にあおられて倒れた木が電線に引っかかり、これを取り除く作業が行われていました。
発達した低気圧の影響で、14日の宮城県内は西寄りの風が強く吹き、14日午後6時までの最大瞬間風速は、最も強い女川で29.4メートル、米山で27.8メートルとなりました。
この強い風の影響で、名取市で風にあおられて転倒した女性が腕の痛みを訴えて病院に搬送されたほか、県内の消防には、トタン屋根が飛びそうなどといった通報が15件以上あったということです。
一方、JRの在来線にも影響が出ています。
14日に終日運休となっているのは、東北本線の松島~一ノ関間、仙山線の愛子~山寺間、仙石東北ラインの仙台~石巻間などです。
また、これまでに東北本線の松島~福島間や石巻線、常磐線の一部区間で運休や遅れが出ました。
東京から帰省
「ここから古川に帰ろうとしているが、帰れなくて高速バスで帰ろうとしています」
会社員
「どちらかというと帰りが心配」
現在(14日午後6時15分時点)、宮城県東部には暴風警報が出ています。
風の強い状態は、14日夜遅くまで続き、瞬間的には25メートル~30メートルの暴風が吹く恐れがあり、警戒が必要です。