【仙台市の「津波被災跡地」利用】すでに進出している「観光果樹園」2倍に拡大へ 震災後進めてきた跡地利用がすべて完了
仙台市沿岸部の「津波被災跡地」利用について、進出している観光果樹園が2倍に拡大することになり、震災後進めてきた跡地利用がすべて完了することになった。
仙台市では、震災の被災者から集団移転跡地として買い取った計43ヘクタールを、2017年から民間企業などに貸し出し新たな賑わいの創出に取り組んできた。
今回、すでに進出している観光果樹園が、2倍に拡大することになり、仙台市と協定を5日結んだ。
仙台市若林区荒浜の「JRフルーツパーク仙台あらはま」は、現在の東側のおよそ10ヘクタールの土地に、サクランボやスモモなどの栽培エリアを拡大するほか、フードコートなどが入る施設を2年後にオープンさせる計画。
観光果樹園を運営する「仙台ターミナルビル」松崎哲士郎社長「特に世界の方を対象においでいただけるような設備を作って、おもてなしをして、教育旅行も含めて(利用者を) 増やしていきたい」
運営会社によると、観光果樹園は合わせて21ヘクタールとなり日本最大規模なるという。
この計画により、仙台市の「津波被災跡地」の利用は全て完了することになる。