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【「女川原発2号機」再稼働】「今年9月頃」の見通し 再稼働延期の要因・安全対策工事の追加は今年6月の工事完了目指す(東北電力)

2024年2月19日 20:45
【「女川原発2号機」再稼働】「今年9月頃」の見通し 再稼働延期の要因・安全対策工事の追加は今年6月の工事完了目指す(東北電力)

東北電力は「女川原発2号機」再稼働の時期について、「今年9月頃」との見通しを発表した。

再稼働延期の要因となっていた安全対策工事の追加は、今年6月の工事完了を目指すとしている。

19日午後、東北電力は会見を開き、女川原発2号機について安全対策工事の完了目標を「今年6月」、再稼働の時期を「今年9月頃」と発表した。

東北電力・金澤定男原子力本部長「工事については、今回作業環境・作業内容から作業員の数ふくめてしっかり検討したので、安全対策工事がこれ以上遅れることはない」

もともと、東北電力は安全対策工事の完了を今年2月頃としていたが、原子炉建屋内の電線管を断熱材などで補強する「火災防護対策工事」の場所を追加したため、工事の完了時期が延期となっていた。

女川原発2号機は、工事完了後に検査を行ったのち、7月頃には再稼働に向けて核燃料が挿入される見通しだ。

東北電力の発表について、「安全対策を万全にしてほしい」と受け止めた村井知事。

「能登半島地震」で石川県の志賀原発周辺の避難経路が途絶えたことを踏まえて、「女川原発」の避難計画に対する認識を示した。

村井知事「女川原発は千年に一度の地震を経験し、まったく避難ができなくなる道路の状況にはならなかった。能登半島のような状況になる可能性は低いと思いますが、何があるか分からないということを前提に考えたい」

村井知事はこのように述べ、空路や海路を含めて 改めて避難計画を確認する方針を示した。

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