【「能登半島地震」宮城でも<支援の輪>】仙台市は市役所に「被災者支援の募金箱」・「職員を追加派遣」 女川町も「副町長など被災地派遣」
仙台市は、1月9日から仙台市役所などに被災者支援の募金箱を設置している。
また、仙台市の郡市長は、職員の追加派遣を発表した。
白壁里沙子アナウンサーリポート「(仙台市役所)本庁舎の東玄関から入った総合案内の窓口に、募金箱が設置されています」
仙台市社会課 斎藤千秋課長「東日本大震災の時には、全国各地からたくさん支援をいただいて非常に力づけられました。今度は被災地の方に、私たちがお届けしたい」
寄せられた義援金は、日本赤十字社を通して被災地に届けられるという。
一方、仙台市の郡市長は、9日の定例会見で 罹災証明書の発行などのため職員の追加派遣を発表した。
郡仙台市長「復旧復興には長い時間がかかるだろうという覚悟をもって、応援体制を作らせていただいた」
仙台市では、被災地にこれまでにのべ20人の職員を派遣し、応急給水や避難所での健康支援、病院での医療支援を行っている。
これに加え、10日以降 石川県に職員15人を追加で派遣する。
15人の内訳は、金沢市に、避難所の開設準備で3人と下水道の被害調査で4人。
内灘町に、罹災証明書の発行で6人。
輪島市に、災害廃棄物の処理で2人を予定しているという。
宮城・女川町でも、9日 石川県志賀町に伊丹副町長と職員3人を派遣した。
出発式では、須田町長が「東日本大震災でのみなさんの経験が被災地で必ず役に立つ」と激励した。
伊丹相治副町長「現地の状況をしっかり把握して、どのような支援がこれからできるかそこに繋げていけ るかやっていきたいと考えております」
女川町は、「東日本大震災」で志賀町から職員派遣に加え500万円の支援を受けていて、その恩返しとしてすでに災害用備蓄食料などの支援物資を届けている。
9日から4日間の職員派遣では、現地の状況を把握して長期的な支援継続に向けた連絡体制を構築するという。
「能登半島地震」から、1月9日で9日目。
石川県によると、9日午後2時現在 死亡が確認されたのは202人。安否不明者は102人に上り、避難者数は2万6158人となっている。