【島民悲願の橋がいよいよ…】「出島(いずしま)」と本土結ぶ橋の建設工事 橋の中央部分がクレーン船によって吊り上げられる(宮城・女川町)
宮城・女川町の離島「出島(いずしま)」と本土を結ぶ橋の建設工事で、15日 橋の中央部分がクレーン船によって持ち上げられた。
いよいよ16日 橋が架かる予定だ。
三浦敏カメラマンリポート「出島架橋が、巨大なクレーン船によって吊り上げられ、湾内をゆっくりと移動中です」
15日午後、女川港では長さ245メートル、重さ2500トンある橋の中央部分が日本最大のクレーン船「海翔」によって持ち上げられた。
女川港で造られた橋の本体を接続箇所まで運ぶ作業は、10月始まっていたが、最後のパーツとなる中央部分を架ける作業は、海上の天候が安定せずたびたび延期されおよそ1か月遅れで15日の吊り上げを迎えた。
周囲14キロある女川町の出島は、島民90人が暮らす離島。
橋の建設計画が持ち上がったのは44年前で、架橋は島民にとっては悲願だ。
出島架橋は、全長364メートルになる計画で、中央部分の接続は16日午前から行われる予定。