「事務的なミス」と説明 政治資金パーティー巡る県連からの寄付を収支報告書に記載せず 宮城県議4人が今月訂正
自民党の県議4人が去年県連から受け取った政治資金パーティーを巡る寄付金を収支報告書に記載せず、今月訂正していたことがわかった。県連は「事務的なミスで裏金ではない」と説明している。
収支報告書を訂正したのは、岩沼選挙区村上智行県議が50万円、太白選挙区で県連幹事長の佐々木幸士県議が40万円、大崎選挙区で前県議会議長の菊地恵一県議が10万円、太白選挙区の渡辺拓県議が10万円で、それぞれ県連からの寄付金。
県連は去年6月17日に安倍元総理が出席する政治資金パーティーを開き5617万円の収入を得ていた。パーティー券は1万円で、ノルマの25枚を上回る枚数を販売した議員には、その半額が県連から寄付されていた。
自民党の「派閥」の政治資金を巡る問題を受けて、県連が議員の収支報告書を確認したところ、4人の県議が去年7月に県連から受け取った寄付金を記載していなかったことがわかり、4人は今月になって収支報告書を訂正していた。
自民党県連佐々木幸士 幹事長「決して虚偽とかではなく、先ほど申し上げました通り本当単純な記載漏れ、記載誤りという状況でございます。裏金化しようかとかそんなことは一切考えておりません」
県連の収支報告書には県議への寄付が「支出」として記載されていたことから、佐々木幹事長は「事務的なミスで裏金ではない」と説明している。