宮城・気仙沼市などで収穫された地域のブランド米『南三陸米』の新米の出荷が、20日から始まった。

気仙沼市の階上精米センターでは、20日に出発式が行われ、関係者が『南三陸米』の新米のオニギリを試食し初出荷を祝った。

試食した人「すごくおいしいです」

『南三陸米』は、気仙沼市や南三陸町などで生産される「ひとめぼれ」の1等米だけを使った地域のブランド米。

今年は、猛暑の影響が心配されたが、高温障害による乳白色の粒がほとんどなく収穫されている。

店頭での販売価格は、10キロあたり6000円前後と去年より3割ほど高くなっているという。

JA新みやぎ・千葉正人南三陸地区筆頭理事
「去年のコメがやや品薄状態に推移していたということもありまして、ここにきて需給のバランスが取れてきたなというふうに、農家にとっては認識しております」

『南三陸米』は、去年並みの150トンの出荷を目標に宮城県内のJAの直営店などで販売される。