<石油コンビナートで訓練>想定は”大規模地震による火災発生” 対応の手順確認(仙台港)
石油コンビナートで大規模地震による火災などが発生したという想定で、災害対応の手順を確認する訓練が仙台港で行われた。
最大震度6弱の地震により、仙台市宮城野区の石油コンビナートで火災や油漏れが発生したという想定で行われた訓練には、宮城県や消防・海保など15機関からおよそ200人が参加した。
関係機関がコンビナート敷地内に設置された対策本部に集まり、被害の状況や対応を確認した後、タンクの火災には高所放水車など21台が出動して消火にあたり、海に漏れた油が広がらないようにオイルフェンスを張るなど、災害時の手順を確認した。
「一緒にこういった訓練をすることによって、実際にどういった行動力があるのか対応力があるのかを共有できるのが訓練での成果」
この石油コンビナートでは、東日本大震災の際タンクの火災が発生している。
県は「今回の訓練の結果を今後の対策にいかして有事に備えたい」と、している。