<”留学生”と避難訓練>百貨店で大規模地震を想定 「スタッフがボディランゲージや簡単な日本語使ってくれたので、理解できた」(仙台市)
仙台市の百貨店では、地震を想定した避難訓練を東北大学の留学生などと一緒に行った。
走る従業員)お客様こちらです。こちらこちら
6日、開店前の百貨店・藤崎。
訓練は、営業中に震度6の地震が発生し、館内が停電し火災も起きたという想定で行われ、東北大学の留学生や教職員合わせて50人が客の立場で参加した。
訓練では、藤崎の職員やスタッフが初期消火を行うとともに、分かりやすい言葉を使いながら火元から一番遠い避難経路で、客を避難させることなどの手順を、確認していた。
中国からの留学生
「(きょうは)私は隅の方にいたんですけれど、従業員がすぐに私を見つけてくれて案内してもらえたのですごく安心でした」
アルゼンチンからの留学生
「スタッフたちが、ボディランゲージを使っていたり、簡単な日本語を使ってくれたので、思った以上に理解できました」
藤崎は、東北大学との間で多様性のある街づくりのための協定を結んでいて、今後も外国人に分かりやすい防災に取り組んでいくという。