安斎摩紀 アナウンサー
「午後2時を回りました。今年もこの時期の風物詩一高・二高の応援団幹部と生徒たちの行進が行われています！」

「一高だ！一高だ！」
「二高！二高！」

今年で79回目を迎える伝統の野球定期戦を前に、仙台一高と二高の生徒、あわせて1200人以上が中心部を練り歩き、街ゆく人に試合の開催を知らせた。

街の人は
「一高最高です。お兄ちゃんが一高だったので中学生の時からずっと見てました」
「すごい迫力で圧倒されました」
「毎年あるのは知っていたけれど、見に来たことはなかった。今年は二高に孫がいるので…女装してた」

1980年代の定期戦

バンカラスタイルの仙台一高に対して、ハイカラスタイルの仙台二高。
これまでの対戦成績は一高が35勝、二高は32勝と均衡している。

そして、試合当日を上回るかのような盛り上がりを見せるのが、生徒による応援合戦。舞台を西公園に移して、両校が向き合う。

一高応援団
「二高応援団諸君 ともに力を競い合い敵としてまた79回に渡り築き上げられてきた長き伝統に新たな名を刻む友として正々堂々と戦おうではないか！」
二高応援団
「互いに全力を尽くすことで二高と一高の伝統の輝く瞬間を生みだせると信じている。伝統は心の中にこそ生きるものだ。互いに全力を尽くして戦い抜こう」

二高生
「参加は一回目です。みんなで行進して応援歌を今までにないくらい大きな声で歌えたのが印象的。」
「定期戦も絶対に勝ってくれると信じています」

一高生
「すごく楽しかった。誰よりも声を出してアーケード内を突っ走る所が本当に楽しかった」
「定期戦は10対0とか20対0とか勝つのは間違いないんですけれど何点差で勝てるかが楽しみ」

仙台一高・二高定期戦は5月11日(土)、楽天モバイルパーク宮城で行われる。