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<シーズン迎えた「沢登り」>山岳会にミヤギテレビ記者が同行 「沢登り」の魅力を体験(宮城)

2024年6月17日 19:34
<シーズン迎えた「沢登り」>山岳会にミヤギテレビ記者が同行 「沢登り」の魅力を体験(宮城)

暑い日が続く中、シーズンを迎えた「沢登り」宮城県内の山岳会にミヤギテレビの記者が同行し、「沢登り」の魅力を体験してきた。

16日、宮城・川崎町の林道に集まったのは県内の山岳会「白峰会」のメンバー。

ヘルメットに、腰についた沢山のロープ。初心者から熟練者まで24人が参加し、「沢登り」を行う。

保育士(36歳)
「沢登りは3回目かな。滝がいっぱい多いと聞いているので、登るのが楽しみです」

パート(55歳)
「きょうは3回目です。なにより爽快感。水の流れる中を歩けるのと、怖いんですけれど終わった後は楽しかった思い出しかない」

この日登るのは、釜房ダム上流にある「大鍋沢」。標高差は、500m距離にしておよそ1.3キロ。

リーダー(沢登り歴20年以上)
「きょうの沢は、短くて急で滝がいっぱいあります。だから楽しく登れると思います。(Q沢登りの魅力は?)魅力…自分で登って感じてみてください」

登り始めてすぐ現れたのは、2つに分かれた8メートルほどの滝。沢はコケなどで滑りやすいため、沢靴は必須。安全器具を身に付け、さっそく記者も挑戦。正確な足場をみつけて、仲間の手助けも借りながら一歩ずつ登っていく。

伊藤有里記者リポート
「水の中は、ちょっと楽しいなあって思います」

次々と現れる滝。力を合わせて果敢に登っていく。

沢登り3回目のメンバー
「楽しいです。(Qどんなところが魅力ですか?)暑いときに、さわやかになれるところ。楽しいしかないですよ」
(Q万が一、ひょっとしたら危ないって思うことは?)絶対上から見てくれていてほんとに危ないと思ったら、なんかヘルプがあるだろうなっていうのを信じています」

「沢登り」のコツは正確な足場をみつけ、足の力を使って登ることだという。
記者が真似をしようとするが、なかなか登ることができない。
ロープを出してもらい、ようやく登ることができた。

登っても登っても現れる滝。
このコースは、大小30個ほどの滝が連なる。
自分で好きなルートを見つけて登ることができるのも、魅力だ。
中間地点でたどり着いたのは、最も高い30メートルの滝。

景色は圧巻だがー。

伊藤有里記者「先が見えないです」

直接登ることが難しい滝は、滝の脇の斜面を登っていく。

登ったり降りたりの繰り返し。徐々に体力も消耗してくる。

伊藤有里記者「怖い。どう行けばいいの」

急な斜面ということもあり、常に緊張を迫られる状態。
励ましてくれるのは、一緒に登る仲間の掛け声だ。

山岳会の人
「めっちゃ上手!素晴らしい」
伊藤有里記者
「みんなが優しく声をかけてくれるので、なんとかここまでこれました」

一時は、諦めてしまいそうになったが、半日かけて大自然のアスレチックを登り切った。

沢登りを終えた参加者
「めっちゃ楽しかったです」
(Q一歩間違えると、という場面もあったが?)「それも楽しみですよね、沢登りの」

手つかずの大自然を思う存分味わうことができる沢登り。
仲間に支えてもらいながら自然の美しさを全身で味わうことができた。

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