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「深刻な状況と捉えています…」大川で採卵のため”サケ”の捕獲始まる 初日は”震災後最も少ない捕獲数”(宮城・気仙沼市)

2024年10月18日 13:44
「深刻な状況と捉えています…」大川で採卵のため”サケ”の捕獲始まる 初日は”震災後最も少ない捕獲数”(宮城・気仙沼市)

宮城・気仙沼市の大川では、採卵のために川を遡上するサケの捕獲が始まった。

気仙沼市を流れる大川のサケの捕獲所。
18日朝、地元の鮭漁業生産組合の組合員らが、仕掛けていた網を引き揚げた。

初日に獲れたのは、オス4匹とメス1匹で震災後で最も少ない捕獲数となった。

メスの卵を確認したところ、未成熟なため採卵は行われなかった。

大川のサケの遡上は年々減少していて、去年の捕獲数は平成以降初めて1000匹を下回る588匹となっている。

気仙沼鮭漁業生産組合・管野幸一組合長
「深刻な危機的な状況だと捉えています」

大川では、4年前から山形県や北海道から卵を取り寄せているが、今シーズンは北海道も不漁で卵の確保の目途は立っていない。

サケの捕獲は、来年1月末まで行われる予定で、春には336万匹の稚魚の放流を目指しているという。

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