歩行者死亡事故の9割以上は “夜間” 県警は反射材着用を呼び掛け「秋の全国交通安全運動」《長崎》
長崎市で19日夜、道路を横断していた90歳の男性が普通乗用車にはねられ死亡する事故がありました。
21日からは「秋の全国交通安全運動」が始まることから、警察ではドライバーや歩行者に注意を呼びかけています。
(大村警察署 松尾 邦仁署長)
「交通事故は毎日発生し、中にはあわや重大事故というものもある」
21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、大村警察署で行われた車両パレード。
出発式には、署員ら約50人が参加しました。
パトカーや自衛隊の車両など11台が市内の2つのコースを回り、飲酒運転の根絶や、自転車のヘルメット着用などを市民に呼びかけました。
19日午後8時50分頃、長崎市矢の平では、市道を横断していた近くに住む石﨑 弘人さん90歳が普通乗用車にはねられる事故が発生。
石﨑さんは全身を強く打ち、搬送先の病院でまもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、歩行者の交通死亡事故の9割以上は “夜間” に発生しています。
このような事故を防ぐため、県警は運動期間中、歩行者の反射材着用を重点項目に掲げて事故防止を呼びかけます。
(大村警察署 島森 利幸交通課長)
「ちょっとのライトでも明るく光る。自分の身を守るために、積極的な着用をお願いしたい」
また ドライバーには、運転中に見かける道路上のマークに注目してほしいと話します。
(大村警察署 島森 利幸交通課長)
「(道路上の)ダイヤのマークは、先に横断歩道があるという注意表示になるので、見かけたら歩行者の安全を確保するようお願いしたい」