手口が巧妙化「ニセ電話詐欺」被害額は今年に入り6200万円 “年金支給日”に注意喚起《長崎》
佐世保市では、ニセ電話詐欺の被害防止に向けた啓発活動が行われました。
(佐世保警察署 松本大祐生活安全課長)
「本日は年金支給日で、高齢者の家に不審電話が懸念される」
14日は、佐世保警察署員や防犯協会員らがATMを利用する高齢者を対象に注意を呼びかけるチラシを配りました。
県内のニセ電話詐欺による被害は、今年1月から先月末までに58件と去年の同じ時期より増加。(前年同期比:3件増)
中でもネットの利用料金やパソコン修理をかたる「架空請求」が52件と多く、被害額は、あわせて約6200万円にのぼります。
(佐世保警察署 松本大祐生活安全課長)
「不審な電話を受けた時や、実際に会ったことのない人からお金を要求された時は、一人で悩まず一人で行動せず、家族や警察に相談してほしい」
警察は「長い期間をかけ、信頼させたうえでお金をだまし取るなど、手口が巧妙化している」などとして注意を呼びかけています。