教員を目指す不安や仕事のイメージは?「教員志願者過去最低」県教委が教育学部学生と意見交換《長崎》
教員のなり手不足が深刻化しています。
環境の改善や教員の仕事の魅力発信などにつなげようと、県の教育委員会は学生との意見交換会を開きました。
意見交換会は、大学生の率直な意見を聞きたいと県教育委員会が初めて開きました。
長崎大学教育学部の学生10人と教員資格を持つ県職員らが「教職のイメージ」や「教員を目指す上での不安」などについて意見を交わしました。
(学生)
「子どもたちの初めてに携われたり、やりがいが大きいと感じている」
「教員として過ごす時間ばかりなイメージ」
(学生)
「保護者も大きくかかわってくるので、付き合い方も考えなくてはいけない」
「残業が多い(感じ)」
(学生)
「仕事場に行ったら絶対に(子どもたちの)笑顔に出会えるし、ブラックと言われつつも、メリットの方が大きいのでは」
県内の教員志願者は、2014年度は1800人を超えていましたが、年々減少傾向に。来年度は917人と過去最少を更新しています。
学生の意見に対し教員は。
(高校教員)
「いろいろ改善すべき点はあるが、大変さとやりがいは表裏一体なのではないかと感じた。人に深く関われる仕事ってほかにないのでなないか。一番深くかかわれる仕事、それは教員だと私は思っている」
県教委は、学生が安心して教員を目指すことにつなげたいと話しています。