長崎くんち「さじき券(観覧券)」販売日程を発表 八坂神社も今回からネット予約開始《長崎》
本格的な稽古はじめ、「小屋入り」を3日後に控える長崎くんち。さじき券の販売日程が発表されました。
諏訪神社では、来月7日から販売します。
(くんち踊馬場さじき運営委員会 荒木 和美さん)
「地元長崎の方はもちろん、県外からくんち楽しみにしていますと、去年から7年続けて観たいという人もたくさんいる。全国の人に見に来て頂ければと思う」
10月7日から9日まで行われる秋の大祭「長崎くんち」。
長崎伝統芸能振興会は29日、諏訪神社や八坂神社など4つの踊場の観覧券=さじき券の販売日程を発表しました。
諏訪神社のさじき券は来月7日の午前7時から、10月7日「前日」の午前と午後9日「後日」の午前の分を販売。
引換券を購入後、S席、A席などの指定席の抽選が行われます。
また、インターネットや電話での販売は来月10日に始まります。
八坂神社は今回からネット予約を開始し、販売予定の300桝のうち来月10日にネットで100桝、20日以降に電話で200桝を受け付けます。
御旅所は電話予約が7月16日から、中央公園はネットやコンビニでの販売が8月1日から始まります。
価格はS席が3万6000円、A席3万円など値上げが行われた去年から変更はないということです。
小屋入りまであと3日となり、各踊町も意気込んでいます。
(長崎伝統芸能振興会 山下 寛一 踊町委員会委員長)
「10年ぶりということで、スタッフとかキャストの出演者も非常に苦労したと思う。同時にお金もいるし、踊町の心意気を肌で感じてもらえればと」
改めて、今年の長崎くんちの演し物をご紹介します。
7か町揃い踏みとなる今年は、八幡町が「弓矢八幡祝い船」を奉納、子どもたちや女性メンバーによる「剣舞」にも注目です。
麹屋町はスピード感のある船回しが魅力の「川船」。
銀屋町は鯱太鼓、黄金の鯱が空高く舞います。西濵町はくんち最大級の曳き物「龍船」に今回初めて「二胡の演奏」も加わるそう。
興善町と万才町は「本踊」でそれぞれ違った圧巻の演技が楽しめます。
五嶋町は「龍踊」。総勢約150人で臨むということです。
3日後の来月1日に行われる小屋入りは、午前8時からで午後からは関係先へ
挨拶回りを行う「打込み」が行われます。この日は街中にシャギリの音が響きます。
各踊町は、10月の本番に向けて、いよいよ稽古を本格化させます。