台風10号各地で被害「県内で7人がケガ」30日夕方にかけて土砂災害に注意・警戒《長崎》
長崎県では、台風10号の影響で7人がケガをしました。
30日朝から公共交通機関は徐々に再開しています。
県内は現在、全域が強風域に入っていて、31日未明から昼過ぎまでに抜ける見込みです。
降り始めからの雨量は、雲仙岳で370ミリを超えています。
30日に予想される1時間雨量は、南部と北部30ミリ、波の高さは、全域でうねりを伴い、5メートルとなっていて、気象台は30日夕方にかけて土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけています。
台風の影響で、佐世保市では29日アーケード内の店の看板が落下。
風にあおられて50代の女性の頭に当たり、軽いケガをするなど あわせて男女7人がケガをしました。
また 島原市では、29日温水プールの屋根の一部が吹き飛ばされているのが見つかりました。
休業していたためケガ人はいませんでしたが、再開のめどは立っていないということです。
県内の各市や町に出されていた「避難指示」と「高齢者等避難」はすべて解除されましたが、九州電力送配電によりますと午前10時現在、約5840戸が停電しているということです。