補助金制度終了で6月の電気代が去年比"4割以上アップ” 注目は省エネ家電《長崎》
高騰が続いている電気料金は、6月分からさらなる値上がりが予定されています。
物価高騰が家計を直撃する中、追い打ちをかける電気料金の値上がり。
政府が電気料金を抑えるために去年1月に始めた補助金制度が、来月使用分から廃止となるのが主な理由で、九州電力管内の一般家庭の電気料金は、去年6月使用分が5251円だったのに対し、来月は7551円で4割以上負担が増す計算です。
(市民 70代)
「心配 。特に冷房が必要だから困る。どうしたらいいか」
(時津町 40代)
「困るがしょうがない。受け入れて自分で働いて頑張っていきたい」
長崎市のエディオン アミュプラザ長崎店。
物価上昇が進む中、注目されているのが “省エネ家電”です。
(エディオン アミュプラザ長崎店 和泉咲弥さん)
「冷房と除湿を同時に行うことができる機能がついている。2023年の記録的猛暑の夏よりも、九州で1.2倍(の販売)の記録をたたき出している」
このエアコンは10年前の商品と比べると、電気料金を約15%抑えることができる商品です。
また、室温に応じて風量を自動的に調整する機能がついた扇風機。さらに、効果的に空調を整える “サーキュレーター”の売れ行きも好調だといいます。
(エディオン アミュプラザ長崎店 和泉咲弥さん)
「エアコンの機能と部屋の快適温度を一定に保つという補佐機能がメインの商品。節電意識が家庭で高まっていて、いかにエアコンの機能を効率的に使うかというところで注目され始めた商品」
温室効果ガスの排出削減にもつながる省エネ家電への買い替えは行政による後押しも。
長崎市は国の物価高対策の交付金などを活用して買い替えの際、最大3万円を補助しています。
申請は来年3月末の購入分まで受け付けていますが、これまでに予算額 6500万円の約8割の申請があったことから、6月下旬には受け付けを終了する見込みです。