栄養士×パティシエ「罪悪感のないスイーツ」健康を意識したメニューとくつろぎ空間を提供《長崎》
創業100年の菓子店が新しくオープンしたカフェ。
実家のようなくつろげる空間の中で絶品スイーツが楽しめます。
ふわふわの “シフォンケーキ”に、
通常の半分ほどのカロリーで味わえる “プリン”。
こだわりは、素材と健康を意識した「罪悪感のないスイーツ」です。
(福井 彩伽 店長)
「低カロリーで、体に優しいものをメインに使ったお菓子を提供していくのがベース」
去年11月、松浦市にオープンしたおやつとコーヒーのお店「Jikka」。
栄養士の資格を持つ店長の福井 彩伽さんに、父・規さんと母・直美さん。
“家族3人”で営んでいます。
このカフェ、実は、歩いて3分ほどの場所にある、老舗菓子店「福井製菓店」の姉妹店なんです。
創業100年を迎えた去年、元々父・規さんの実家であり、店舗としても使っていた場所をリニューアル。
“古民家カフェ”にしました。
(福井製菓3代目 規さん)
「私の実家でもあるし、来てくれたお客さんがのんびり実家みたいに過ごしてもらえるようにと名前を付けた」
間取りはそのままに、1年ほどかけて、温かみのある空間に仕上げました。
以前使われていた“和菓子の型”など、歴史を伝える道具もディスプレイ。
シックで落ち着いたデザインで「実家らしく」くつろげる雰囲気を演出しています。
カフェでは、素材にこだわり、カロリーを抑えたスイーツを提供。
(福井 彩伽 店長)
「小麦粉よりも米粉、サラダ油じゃなく米油、という少し健康を意識したものを代替品として使っている」
また、福井製菓店のケーキも日替わりで味わえるほか、季節限定のメニューもあります。
母・直美さんのアイデアで生まれたのが、“イチゴパフェ”です。
イチゴソースにシリアル、アイスなどを入れた後は、規さんが生クリームを絞り、彩伽さんがイチゴをトッピング。
つややかで真っ赤なイチゴは、地元・松浦産。
地産地消にもこだわります。
創業100年の老舗菓子店が始めた新たな挑戦。
目指しているのは「誰もが気軽に立ち寄れる、憩いの場」です。
(父・規さん)
「みんながお菓子を買う以外にも、遊びにきたりしているのを見ていた。そういった空間に使えたら、自分たちも嬉しい。今後、娘とかにつないでいけたらいいなと思う」
(福井 彩伽 店長)
「地元にいた人が外に出て寄る場所、県外の人が松浦に来る一つの理由として、使ってもらえたらうれしい」