「幕末 明治期古写真展」若かりしグラバーや “初公開” 外国人居留地での写真も 90点展示《長崎》
グラバー園の開園50周年を記念して幕末や明治期の古写真などを展示するイベントが、長崎市立図書館で始まりました。
幕末の1863年に撮影された1枚の写真。
若き日のトーマス・グラバーです。
庭園でのパーティを楽しむ様子も。
パノラマ写真は、当時のグラバー住宅のあたりから長崎市大浦方面の外国人居留地を捉えた1枚です。
5日から長崎市立図書館で始まった “グラバー園の開園50周年” を記念した古写真展。
長崎大学附属図書館などが所蔵する、幕末から明治期の古写真や現在までのグラバー園の歩みを写した約90点が展示されています。
写真の中には初公開のものも。
花嫁姿の女性は、グラバーの長女 ハナ。
1897年にグラバー住宅のベランダで撮影されたものです。
(グラバー園 松田 恵 学芸員)
「グラバーたちの写真は、いろいろな所に今でも誰かが持っていることが分かったことが、1つ見えた部分。かつて居留地の人たちの住宅や事務所があったという姿が、写真の中で垣間見えるので見てほしい」
古写真展は来月31日まで開かれ、今月16日にはスマートフォンの専用アプリを使いながら古写真の場所を探す「まち歩きイベント」が行われる予定です。