はがき1枚=85円で年賀状離れ?「年賀はがき販売開始」ギフト付き新商品も登場《長崎》
今年も残すところあと2か月。
郵便局では、全国一斉に年賀はがきの販売が始まりました。
今年から1枚あたり22円値上げとなり「年賀状離れ」が加速する中、新商品も販売されています。
(園児)
「みんな年賀状買ってね」
1日から販売が始まった年賀はがき。
長崎中央郵便局では、イベントが開かれ「お告げの聖母保育園」の園児たちの合唱で販売開始をPRしました。
来年の干支の「巳」や「大阪・関西万博」の公式キャラクター「ミャクミャク」がデザインされたものなど、7種類が用意されています。
(購入者)
「値段も上がったけど、年に1度のあいさつなので少し買った」
(購入者)
「祖父母と友人に送る用に(買った)。祖父母には、LINEとかよりはこっちのほうが喜ばれるので、それで年賀はがきを送っている」
先月の郵便料金の値上げに伴い、通常の年賀はがきの値段はこれまでより22円上がり、85円となっています。
発行枚数は、去年より3億7000万枚少ない約10億7000万枚。
ピーク時の4分の1以下となっています。
SNSなどの普及に加えて、値上げをきっかけに「年賀状離れ」が加速するとみられる中、日本郵便は、年賀状とともにギフトを贈ることができる新たな商品を販売するなどして、需要の回復を狙います。
(長崎中央郵便局 窓口営業部 宮田昌彦部長)
「一言、手書きのメッセージを届けることによって、元旦の(配達)バイクの走ってくる音を待っている部分もあると思うので、伝統文化をぜひ守っていきたい」
年賀はがきの受け付けは来月15日からで、元日に届けるためには25日までの投函を呼びかけています。