「世代の垣根を越えた交流を」2次離島“奈留島”で小中学校空き教室に保育所を開所《長崎》
五島市の2次離島 “奈留島” にある島で唯一の保育所が、小中学校の空き教室に開所しました。
全国的にも珍しく、県内では初めての取り組みです。
(園児)
「おはようございます」
園児たちがやってきたのは、“学校”です。
校舎に入ると、1階は保育所になっています。
五島市は、奈留小中学校の1階にあった4つの空き教室やトイレなどを、約4000万円で整備。
島で唯一の保育所「奈留さくら保育所」が移設されました。
入所するのは1歳から5歳の園児13人です。
小中学校に通う児童と生徒とあわせると56人で、広い世代の子どもたちが同じ学び舎でともに過ごします。
全国でも珍しい取り組みで、県内では初めてです。
(奈留さくら保育園 主任保育士 神崎エリ子さん)
「お兄ちゃんお姉ちゃんたちの活動を見て勉強になったり、小学校に入るときに(スムーズに)上がりやすくなった。いろんな人との交流もできたらいい」
(テープカット)
「どうぞ」
1日の開所式には、市の学校関係者や保護者らが出席。
園児たちは合唱を披露し、保育所の門出に花を添えました。
保育所では、昼食で学校給食を利用するほか、運動会などのイベントでも世代の垣根を越えた交流を行っていくということです。