今年の梅雨 「短い期間で雨量多くなる」見込み 大雨シーズンに備え大村市 “危険箇所視察”《長崎》
九州北部の今年の梅雨入りは来月中旬の見込みで、平年より雨量が多くなる見込みです。
大雨のシーズンを前に、大村市で危険箇所の現地視察が行われました。
(園田大村市長)
「あそこの大きな石はどうなるんですか」
(担当者)
「伐採して落ちそうな石は落とす」
7日に行った危険箇所の現地視察には、園田大村市長や消防関係者など約30人が参加。
大雨の際に、市道ののり面が崩壊した現場で確認するのは、復旧状況や今後の対策などです。
2020年の7月に九州を含む広範囲の地域を襲った豪雨では、大村市は観測史上最大の雨量を記録し、土砂崩れや川の護岸の崩壊などが相次ぎました。
その豪雨で被災した2か所を視察して情報を共有し、大雨シーズンに備えることを確認しました。
(園田 大村市長)
「今できる準備をみんなでやっていこうと。未然に災害を予防していこうと それがまさに5月にやらねばならないこと 6月の梅雨、7月8月9月の大雨台風シーズン。全体でしっかりと乗り越えていきたい」
民間の気象会社ウェザーニューズによりますと、九州北部の今年の梅雨入りは平年より遅い来月中旬となる見通しです。
また、期間は平年より短く雨量が多くなる見込みで、大雨になる日が多くなる傾向があるということです。
大村市は来月、防災会議を開くとともに、広報誌などで市民に備えを呼びかけるということです。