春闘で賃上げ実現へ “定期昇給分含め5%以上 中小企業は6%以上” 連合長崎が総決起集会《長崎》
賃上げによる労働者の生活向上をめざすアピールが採択されました。
労働組合の地域組織「連合長崎」は、ヤマ場を迎える今年の「春闘」での要求実現に向けた総決起集会を開きました。
長崎市で1日に開かれた連合長崎の総決起集会には、労働組合の関係者ら約720人が参加しました。
(連合長崎 髙藤 義弘会長)
「賃金が上がらなかったこの30年間で染みついた “賃金も物価も上がらない” という意識から、“物価が上がれば賃金も上がる” という意識に変わる年にしなければならない」
連合は、今年の春闘で定期昇給分を含めて「5%以上」の賃上げを要求するとともに、300人未満の中小企業については格差是正に向け、さらに高い「6%以上」という目標を掲げています。
(連合長崎女性委員会 吉武 奏里副委員長)
「すべての働く仲間へ、持続的な賃上げの流れを波及させなければならない。今こそ、私たち働く仲間が力を合わせて行動する時。みんなでつくろう!賃上げが当たり前の社会」
集会では、原材料費や人件費などの上昇分を経営者側が、適切に価格転嫁する必要性などを盛り込んだアピール宣言を採択。
参加者はそれぞれの組合の旗を手に、市内をデモ行進して賃上げ実現を訴えました。