ろう電などによる火災から “歴史的建築物” 守る取り組み「文化財保護強調週間」電力会社が配線点検《長崎》
7日までは「文化財保護強調週間」です。
火災を防ごうと、電力会社が重要文化財などの点検作業を行いました。
点検は、九州電力送配電などが「文化財保護強調週間」にあわせ1970年から行っています。
(九州電力送配電 長崎支社企画業務部 藤田 寛文 企画管理グループ長)
「配線に傷がついたりして、電気が漏れて火災につながる。日頃から確認して注意してもらいたい。
数多く歴史的な文化財があるが、後世に建物を残していくためにも協力していきたい」
長崎市鍛冶屋町にある国指定の重要文化財「清水寺」では、作業員が本堂や大師堂などの電気機器の損傷や、ろう電がないかを念入りに確認しました。
6日までの2日間で、寺や教会などあわせて11か所を点検する予定です。
点検の結果は 今月中に取りまとめ、所有者に共有されます。
去年の点検では、2か所で避雷針の交換を推奨したということです。