「ノーベル平和賞」授賞式があるオスロで『平和を願う折り鶴』添えたリーフレットを配布へ《長崎》
来週10日にノルウェー・オスロで行われる「ノーベル平和賞」の授賞式にあわせ、長崎原爆被災者協議会のメンバーが現地で配布するリーフレットが完成しました。
被爆者らの思いを乗せた『折り鶴』に願いを込めています。
(長崎被災協 田中重光 会長)
「被爆者の心を全世界に届けていきたい。きょうはよろしくお願いします」
2日午後に行われた “核兵器廃絶” を訴え続けた被爆者の詩や演説、言葉を掲載したリーフレットの作成作業。
長崎被災協のメンバーやボランティアなど9人が集まり、600冊分、ひとつひとつ手作業で折り目をつけます。
リーフレットには、長崎被災協が募集し被爆者らが平和への願いを込めてつくった『折り鶴』を添えています。
長崎だけでなく、大阪や東京からも思いをつづった手紙とともに贈られていて、リーフレットに入りきらない折り鶴は、レイにしてオスロに持っていくということです。
(長崎被災協 横山照子 副会長)
「もっともっと核兵器廃絶のために、皆さん力を合わせてくださいということをみんな願って折っている」
(長崎被災協 田中重光 会長)
「原爆の被害がどういうものか、被爆者が今までどう生きてきたかを理解してもらいたい」
長崎被災協では、今月10日のノーベル平和賞の授賞式に向けて長崎からオスロに向かう約15人の被爆者や高校生らの結団式が、4日に行われる予定です。