「長崎の鮮魚をその日のうちに首都圏の食卓へ」県とANAが連携 東京で長崎県フェア《長崎》
長崎の新鮮な魚を水揚げされたその日のうちに首都圏の食卓に届けます。
空輸を活用した、県産品の販路拡大事業が進められています。
長崎市にある県漁連の加工センター。
検査しているのは、今朝、加工したできたてのアジとレンコダイの干物です。
傷がないか、サイズがそろっているかを確認します。
この後、干物はすぐに飛行機に乗せられ、今日中に首都圏へ。
「空輸」を活用した県産品の販路拡大事業の取り組みです。
去年2月、県とANAホールディングスは、長崎空港の利用促進などを進める連携協定を締結していて、その1つとして、新鮮な魚を運んで東京で販売することが決まりました。
干物だけでなく、水揚げした魚をその日の午後に店舗に届ける実証実験も、すでに完了しています。
23日は、早朝に水揚げしたタイとブリを空輸し、東京のスーパー4店舗で行われる「長崎県フェア」で販売する予定です。
(東急ストア水産部 甲斐 和貴 バイヤー)
「しめてすぐ持ってくるので、お客さんがどう反応を示すのか、すごく楽しみ」
(ANA長崎支店 山口 直之 マネージャー)
「2024年問題でいろんな課題がある。飛行機は、高速輸送で物を運べるので、長崎の鮮度のいい魚を首都圏に持っていき販売できる。ここが一番の取り組みの成果を出したいところ」
県は今後、空輸を活用した販路拡大の取り組みを定期的に実施したいとしています。