【高校入試】フランス「フラン」廃止の理由は?...社会で出題 2日間終え受験生「ホッ」《長崎》
2日目を迎えた『公立高校入試』の一般選抜です。
19日に行われた「社会」の試験では、紙幣に関する問題が出されました。
例えば「こちらDは2002年に廃止されたフランスの50フラン紙幣ですが、廃止された理由は何でしょう?」という問題です。
答えは「フランスがユーロを導入したから」です。
19日は、社会と数学の2教科と面接が行われた公立高校入試。
受験生の手応えはどうだったでしょうか。
(受験生)
「結構(社会の)人名など覚えてきたが、織田信長しかなくて安土城が夢に出てきそう」
(受験生)
「自分なりにできたほう。まず最初に家族に伝えて安心させたい」
日常生活などと関連し、自身の考えをまとめる「探求的な問題」が特徴となった今年度の試験。
(能力開発センター 松岡 一夫さん)
「探求問題は、受験生にとっては難しく感じる場面がたくさんあったのではないか」
社会では、3軒のコンビニエンスストアについて資料に示された店の場所や設備を読み解いて、立地の利点を記述させる問題が出されました。
(能力開発センター 久米 伸治さん)
「教科書にはない問題という形になるので、いかに身の回りのことに関心を持っているか、日頃考えているか。かなり個人差が出る問題だったのではないか」
数学は昨年度より大問が1つ減りましたが、全体的に計算力が必要で、難易度は上がったということです。
(能力開発センター 石田 哲也さん)
「全体的に計算をする量が非常に増えている。証明問題はこれまで穴埋め形式だったものが、以前のように全文書かないといけない問題に戻っているので、戸惑った生徒もいるのではないか」
来年度以降の試験も同じような傾向になるとみられ、“早く正確に解く計算力” が求められるということです。
長い2日間を終えた受験生は、安どの表情を浮かべました。
(受験生)
「やっと勉強から解放された感じ」
(受験生)
「塾の先生に、“ちょっとさぼったりもしたけれどありがとうございます” と伝えたい。最後はいっぱい遊んで思い出を作りたい」
(受験生)
「将来は医療系の仕事につきたいので、高校に合格したらもっと頑張りたい」
一般選抜の合格者は来月5日、各高校のホームページで発表されます。