被爆体験者が被爆者認定を求めた裁判の判決を受け、10日夕方、原告らは長崎市と県の担当者に速やかな認定を要請します。

国が定める被爆地域の外で原爆にあった被爆体験者ら44人が被爆者認定を求めていた裁判で、長崎地裁は9日の判決で旧矢上、旧古賀、旧戸石の3つの村では「黒い雨が降った」と認定。

3つの村にいた原告15人について被爆者と認め、長崎市と県に対し被爆者健康手帳を交付するよう命じました。

原告らは10日夕方、市と県の担当者と面会し、15人について速やかな手帳の交付を求めるとともに、それ以外の被爆体験者についても被爆者として認めるよう要請するということです。

今後の対応について市と県はともに「判決内容を精査し、国と協議したい」としています。