佐世保市の高校1年の女子生徒が同級生に殺害された事件から26日で10年になります。

児童相談所では、26日に臨時の朝礼を開き、職員への訓示を行いました。

（佐世保こども・女性・障害者支援センター　田川雅章 所長）
「大きな課題と教訓を与えられた案件であり、児童相談所の課題を認識し、皆さんとともに改善に取り組みたい」

事件は、2014年7月26日、当時15歳の加害少女が同級生の少女を殺害したとして医療少年院に送致されました。

当時、児童相談所は、加害少女に関する相談を放置するなど 対応の問題が指摘されました。

事件発生から10年にあわせ、26日に開いた臨時の朝礼では、田川所長が「子どもの権利を擁護するという原点に立ち返る必要がある」と職員に訓示しました。

児童相談所では25日、若手職員を対象に研修を開き、事件についての教訓を引き継いでいるということです。