去年、鳥取県内では特殊詐欺の被害金額が約3億3000万円と過去最悪となりました。こうした中、1月10日鳥取県警と鳥取銀行が連携し、特殊詐欺防止を呼び掛ける広報活動が行われました。

この広報活動は、銀行やATMを利用する人などに特殊詐欺防止への意識を高めてもらおうと鳥取県警と鳥取銀行が共同で行ったものです。1月10日は警察官と銀行の行員合わせて11人が参加し、銀行を訪れた人にチラシを配りながら注意を呼び掛けていました。

～特殊詐欺の注意を呼び掛ける様子～
「だいたい自宅の電話に詐欺の電話ってかかってくるものですから、ぜひ、ディスプレイとか相手の番号が表示されるような対策をやってください」

鳥取県警生活安全企画課　北浦弘昭 課長補佐
「昨年鳥取県内では、認知件数・被害額ともに過去最悪を記録しまして、大変厳しい情勢となっております。特殊詐欺はいつ誰が被害に遭ってもおかしくない犯罪です。自分だけが大丈夫ということは絶対に思わないで、自分のこととして捉えて被害防止に努めていただきたいと思います」

鳥取県警によりますと、去年1年間の特殊詐欺の被害件数は74件、被害額は3億3386万円といずれも過去最多となっていて、今後もこうした詐欺防止の活動を行っていくということです。