鳥取銀行と山陰合同銀行が昨年度の決算を発表 ともに増収増益 13億円を超える増益も 鳥取県・島根県
鳥取県鳥取市に本店を置く鳥取銀行と島根県松江市に本店を置く山陰合同銀行は、5月13日昨年度の決算を発表しました。ともに増収増益だということです。
鳥取銀行は13日午後、会見を開き、昨年度の連結決算で2年連続の増収増益となったことを発表しました。
売り上げにあたる経常収益は146億4600万円で、前年度に比べて7億3400万円の増加。また、純利益は10億5600万円で前年度を1100万円上回っています。
鳥取銀行は増収増益となった要因について、有価証券や貸出金の利息が増えたことを挙げています。
鳥取銀行 入江 到 頭取
「コロナの環境下も終わりつつある中で、地元の中小企業さんもコロナ融資で言い方は悪いですがお腹ぱんぱんになっていた状態のところが、通常の資金繰りの状況に徐々に戻っていくという中では地元の銀行としてそこにしっかり支援していかなければならない」
また入江頭取は、今後の支店の統廃合については現在の状態が望ましいと考えていると述べ、3年以内に予定はないとしています。
一方、松江市に本店を置く山陰合同銀行も5月13日昨年度の決算を発表しました。
売り上げにあたる経常収益は1201億7600万円と前年度と比べ74億9300万円増加。また純利益は168億円で前年度と比べて13億3700万円増え、3期連続で過去最高を更新しました。
要因として貸出金の利息が増えたことを挙げ、法人向けの貸し出しが全エリアで増加、また個人向けでは、住宅ローンなどが増えたためだということです。