2年間の条件付きから…世界ジオパーク再認定へ 審査員が鳥取県岩美町を視察 「より良いジオパークになるように活動を進めていきたい」 鳥取県岩美町
現在、2年間の条件付きで世界ジオパークに認定されている山陰海岸。再認定に向け、審査員2人が7月8日、鳥取県岩美町の「山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館」を訪れ、現地を視察しました。
チャラランポス・ファソウラス 審査員
「包括的に情報を網羅した素晴らしい施設になってます」
メガ・ファティマロサナ 審査員
「大学連携で研究も進められていて、素晴らしいと思います」
京都から鳥取にかけて東西120キロに及ぶ山陰海岸は地質学的に貴重な地形が存在しているとして、2010年に世界ジオパークに認定されました。しかし、2022年ユネスコによる4年に1度の現地調査で「ジオパーク内にある博物館(兵庫県豊岡市)で、地質資源が販売されている」ことなどを理由に、2年間の条件付再認定に。
再認定の審査をするため視察に訪れた審査員2人は、海と大地の自然館の専門員から、ジオパークへの理解を深めようと、設置されたデジタル地球儀やイベントなどについて説明を受けました。
山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館 安藤和也 統括専門員
「我々が普段やっている活動・展示そういったものを十分に紹介できた。いただいたアドバイスを真摯に受け止めて、次のステップより良いジオパークになるように活動を進めていきたい」
その後、審査員たちは鳥取県岩美町の松島遊覧に移動。現地調査は7月10日まで行われ、審査結果は今年9月に発表されるということです。