停電による信号機の故障を想定して… 警察官による災害時の交通整理訓練 鳥取県鳥取市
豪雨などの大規模災害に備えます。6月26日、鳥取市で警察官による実際の道路を使った交通整理訓練が行われました。
6月26日の訓練では、鳥取警察署の警察官が豪雨や台風などによる停電で信号機が故障する事態を想定し、手信号や可搬式信号機を使った交通整理を行い、手順を確認しました。
警察官は、交差点にある車両用と歩行者用の信号機の光が消えると車道に立ち、両手を水平に広げるなどゆっくりと大きな動作で車を誘導。その間に別の警察官が発電機が組み込まれた可搬式信号機を組み立てます。そして、手信号の誘導を始めて10分も経たないうちに道路に設置しました。可搬式信号機の設置により、災害時には別の業務に人員を充てることができるといいます。
鳥取警察署交通第一課 竹矢秀雄 課長
「ここ数年、鳥取県内でも土砂災害や停電が多発していますので、そういった災害が起こる前に準備をする。手順もスムーズにいきましたし、交通渋滞も多少はありましたけど、スムーズにできたと思います」
鳥取警察署では、今後も事前の点検や誘導の手順の確認をしっかりと行っていきたいとしています。