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「雪女を食べたって感じ」 小泉八雲の「怪談」にまつわるひんやりグルメで観光促進 "雪女"や"河童"をモチーフにして世界観を和菓子で表現 島根県松江市

2024年6月27日 18:06
「雪女を食べたって感じ」 小泉八雲の「怪談」にまつわるひんやりグルメで観光促進 "雪女"や"河童"をモチーフにして世界観を和菓子で表現 島根県松江市

小泉八雲・セツ夫婦への関心の高まりを観光にもつなげようと、怪談にまつわるひんやりグルメが登場です。

今年は小泉八雲の「怪談」が出版されて120年の節目の年。島根県松江市では、より機運を高めようと怪談グルメを発売することにしたのです。怪談の名作の一つが「雪女」。吹雪の中、登場するおそろしくも美しい女の姿は多くの人を魅了しました。この物語の世界観を和菓子で表現しました。考案した一人が松江市の老舗和菓子店「彩雲堂」の和菓子職人で、現代の名工、大江克之さんです。

彩雲堂 大江克之さん
「茂作と巳之吉が眠る小屋へひたひたと雪女が近づいていくところをイメージしてつくっております」

闇夜に浮かぶ月や氷の張った湖を、ようかんや寒天で表現し、雪女が登場するミステリアスな情景を和菓子で描いています。6月27日は、松江市の上定市長と、小泉凡さんが「怪談グルメ」を試食しました。

小泉凡さん
「中がアイスクリームだから雪女を食べたって感じです」

雪女プレートは、7月1日から、1日10食限定で販売されます。雪女のちょっと怖い世界観から一転。もうひとつの怪談グルメがー。

◇ ◇

緑のかわいらしい河童が顔をのぞかせるパフェ「かっぱふぇ」です。松江市の和菓子店「風流堂」では、松江市などからの「怪談グルメ」の提案を受け、若い和菓子職人などがこのパフェを考案しました。河童は、小泉八雲の作品にも登場する妖怪。この河童をモチーフに1つのカップの中に、抹茶アイス。寒天・求肥など9種類の和菓子が詰め込んであります。

「怪談グルメ」を企画した松江市やグルメ発信サイトでは、松江が誇る和菓子文化を広めると共に、小泉八雲の作品の世界観にも浸ってほしいとしています。

松江市 上定昭仁 市長
「とても涼しくなる逸品だなと。食べながら小泉八雲のことを思い出してさらに愛着を深めていくきっかけとなるのではないかなと期待してます」

和菓子と「怪談」のコラボレーション。この夏は怪談グルメでひんやりしながら松江の文化や観光を楽しめそうです。

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